当社では、100%オンラインでの業務を行っています。スタッフは通勤することなく、世界各地から業務に参加できます。会社としても、オフィスが必要ありません。一方で、コミュニケーションが難しい、相手のコンディションがわかりづらいといった課題もあります。

私たちもオンライン前提で、特に開発業務を行う良い方法にはかなり悩んできました。ミーティングの頻度を多くしたり、日報の報告フォーマットを工夫したり・・・。いろいろなトライアンドエラーを繰り返してきたのですが、これはやってよかった!というものの1つがペアプログラミングです。従来、ダブルコストになるといった課題がわりと多く言われてきたように感じていますが、このペアプロ、オンラインでこそそのパワーを発揮するのでは?と考えています。

そこで、今回は、オンラインでの仕事の進め方において、私が考えるペアプログラミングの利点についてお伝えできたら、と思っています。

リモートワークで活きるペアプロの魅力

ペアプログラミング(以下、ペアプロ)とは、2人がペアを組んでプログラミングを行う方法。一人がプログラミングをし、もう一人がサポート役を務めます。コスト面などのデメリットに注目が集まることも多いですが、100%オンラインで業務を進める当社では、ペアプロが非常に有効だと感じています。特に、以下の3つのポイントでメリットを感じています。

出勤がまばらでも滞りなく業務が進む

当社ではインターン生がシフト制で出勤しており、毎日同じスタッフがいるとは限りません。つまり、常に非同期な状況での業務が前提となっています。こういった環境で、ペアプロは効果を発揮します。例えばAさん、Bさん、Cさんの3人がそれぞれペアを組むと、AさんとBさんがいない日でも、Cさんがいればプログラミングを進めることができます。冗長性を高めて無駄なコストがかかるように思われますが、業務進行の面ではむしろスムーズになるといえるでしょう。

自然とコミュニケーション量が増える

オンラインでの業務はメンバー間のコミュニケーションの設計がとても難しいものです。そこでペアを組むことで、コミュニケーションが生まれます。仕事に関することはもちろん、合間に雑談をすることで、お互いの人となりがわかります。

ノウハウの共有が自然と進む

ペアプロを行うことで、メンバーのスキル平準化やノウハウの伝承が可能です。インターン生として大学1年生の人材が入社したら、できるだけ社歴の長い先輩とペアを組んでもらいます。これにより、自動的に先輩のナレッジや経験値を伝えられます。

オンライン業務でこそペアプロ

そんなわけで、オンラインで仕事を進める企業にとって、ペアプロは非常に重要で価値の高い方法だと思います。リモートワークの導入によりコミュニケーションの問題が発生したり、スキルやノウハウの共有が上手くできていない方は、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。例えば、まずは週に1日だけ取り入れても、効果は感じられるのでは?と思います!

0 Shares:
コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

You May Also Like
Read More

採用ミスマッチとエアポートテスト

採用面接において、どのような基準で応募者を見極めていらっしゃいますか?華々しい経歴があるかどうか、難関資格を取っているかどうかなど、判断基準は様々です。しかしいわゆるスペック以外にも、重要な基準があります。今回は、Googleでの採用面接でも取り入れられているエアポートテストという考え方と、採用面接における違和感についてご紹介します。
Read More

オンライン面接を成功させる4つのステップ

今、自社で、面接のプロセスの見直しをおこなっています。2年くらいオンライン完結で面接を行っていますが、プロセスを見直して、よりスムーズにオンライン面接を行うための見直しです。その整理のためにも、オンライン面接のプロセスを整理してみたので、共有します 「事前準備」「オープニング」「コミュニケーション」「ネクストステップ」という、4つのステップにわけて解説します。
Read More

リモート&フレックスで、採用力アップする理由

かつて「仕事をする」といえば、決められた場所に決められた時間通りにいくことが当たり前でした。しかしリモートワークとフレックス制度が広まった昨今、より自由な働き方が実現できます。この2つを活用し、働く方一人ひとりに合わせた稼働ができる体制を整えた職場は、従業員満足度だけでなく採用力も向上します。それはなぜか、ポイントにしぼって解説します。
Read More

オンライン業務での2つのルール

シックスワンでは、すべての業務をオンラインで行っています。コロナがそのきっかけでしたので、気がつけば、もう2年くらいオンライン完結の業務を行なっていることになりました。 オンライン化を始めた当初は、慣れない事もあり、なかなか大変だったのですが(そもそもコロナの影響でストレス値が高かったということもありましたし)、今では、オンライン完結の業務でもそれほどストレスなく、業務を行えるようになりました。
Read More

エンゲージとAirワークの併用

今、採用を進めるために有効な求人サイトとして、「エンゲージ」と「Airワーク」があげられます。インディードはもちろんなのですが、この2つのサイトを利用すればインディードへの掲載ができるので、まず利用するのはこの2サイトだと思います。