『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術 』という本を読みました。そこには採用担当者が知るべきいくつかのエッセンスがあったので、読書メモを、私が感じたことと交えながらご紹介します。

人を選ぶ=人に選ばれる

採用の現場では、人選びに失敗すると、企業の発展に悪影響を及ぼすことがあります。そのため、誰を採用すべきか正しい判断が必要です。『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術 』を読んで、改めて採用における面接は重要だな、と思いました。

また、本書は面接官が候補者に「選ばれる」立場として読むこともできます。候補者からすると、面接時に横柄で不愉快な態度をとる採用担当者に遭遇した時、その企業に悪い印象を持ちます。

私自信の過去を振り返っても、就職活動時に圧迫面接で出会った横柄な採用担当者のことは忘れません(25年も前のことなのに!)その経験から、自分自身が採用担当者になった今でも、選ばれる側として相手にリスペクトを持って接するように心がけています。

採用担当者はこのように、選ばれる側の気持ちを理解し、公正な対応をすることが重要です。「人を選ぶ時は、自分も選ばれている」ということを、思いながら本書を読んでいました。

採用担当者は、企業イメージに影響を

採用担当者は業務の大半を「選ぶ」立場で行うため、相手に対して力を持ち続けることになります。そのため、偏見交じりにはなりますが、採用担当者の人間性は両極端に分かれているのではないでしょうか。

私は就職活動中、ある企業で面接における採用担当者とのやり取りが素晴らしかったため、その企業をより好きになりました。このような採用担当者は、優秀であるケースが多いです。

彼らは候補者に公正な対応をし、適切な質問をします。それだけでなく、面接が終わった後に候補者が「自分の考えや頭が整理された」と思ってもらえるものです。こういった採用担当者は、強いブランドやファンづくりにつながるようなパワーがあり、企業にとって非常に重要な存在です。

面接というコミュニケーションの場

面接は、人事の仕事の中でも特異な業務です。BtoC企業にとっては当たり前の消費者との接点は、BtoB向けの企業にとっては珍しく。それが面接の場だったりします。しかしその意識が足りず、面接担当者が候補者と個人的なやりとりをしてトラブルになることもあります。ツイッター上で炎上したり話題になってしまう、採用担当の一線を超えてしまう言動も、こうした点が背景にあるように思います。

面接では会社を代表して魅力を伝え、候補者の情報を集めます。しかし面接官は適切な訓練を受けることなく、スキルや経験への投資も少ないことばかりです。だからこそ私たちは、「面接について学んだり、ツールを使ったり、面接の準備にもっとパワーをかけるべきではないだろうか?」と考えています。面接という短い時間で魅力を伝え、相手の意図を解き明かし、活躍のためのシナリオを想定するのは簡単ではありません

面接以外にも役立つ『人を選ぶ技術』

本書の著者は、採用コンサルタントの小林正弥氏。彼は採用が企業の成長にとって重要な要素であることを説明し、採用における失敗例や成功例を共有しています。採用担当者や経営者が採用プロセスを改善するための、実践的なアドバイスを紹介してくれている点がポイントです。

また、人を、選ぶために必要なスキルやプロセスについて詳しく説明されています。候補者とのコミュニケーションや面接の方法、応募者の参加を促すための方法など、具体例も紹介されています。

本書は、採用に携わる人はもちろん、経営者やビジネスパーソンにとっても役立つ一冊です。

「人選び」は、企業の成長にとって重要なだけではありません。人生の中でどんな人と出会い、仲間になるかは誰にとっても大切です。本書で紹介されているアドバイスやツールを活用して、人を見極める力を上げていこうと思います。

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