6月はUI/UXデザインをテーマに
シックスワンでは、インターンの技術・ビジネス力向上のために、定期的に外部講師の方による研修を実施しています。6月の研修テーマはUI/UXデザインをテーマに実施をしました。
講師をお願いしたのは、はてなやクックパッドを経て、現在くふうカンパニー 執行役 / デザインアンドライフ株式会社 代表取締役 デザイナーの池田さん。「はじめてのUIデザイン」(PEAKS 共著)は、私自身が勉強になった1冊。大学で情報系の研究を行う当社のインターンスタッフにも、「サービスが身近になった」「とても刺激になった」と大好評の講義でした。今回、こんな研修をしたということをお伝えするために研修の一部をシェアさせていただきます。
デザインとは
「デザインには3つの領域がある」とD.A.ノーマン氏の考えを池田先生から紹介いただきました。1つ目が「美しい」とか「かっこいい」というルック&フィールの領域。2つ目が、見た目や「使いやすいよね」といった行動の部分に関係する領域。そして、「それにしかない価値」、いわばエモーションに関係する領域と。まず3つの整理を教えてくださいました。
「何か物を選ぶときには、いろいろな理由があると思いますが、上の3つでいうと、どの理由で選んでるのだろうか?1つ目と2つ目かなあ、なんて思いながらね、考えていくと、そのデザインが作られた意図がわかってくるようになる」とのことでした。
手を動かす前に立ち止まる
デザインと言うと、最終的なアウトプットに目が行きがちです。が、アウトプットに至るまでが実は重要。なぜ、そのデザインを選ぶのだっけ?という手がかりを作っておくということが、デザインを決定するときに重要になる、というお話がありました。
参加したインターンからは、デザインのみならず、私たちが普段サービス開発をする時にも大事ですね!という声があがりました。
細部も1つ1つ考え抜く
ケーススタティーでは、上の「テキストと画像のレイアウトは、どちらの方が、デザインとして最適か?」というテーマで議論を行いました。デザインには1つ1つ、意図や理由がある。意図を持って考えていくことが、デザインに対する感度を高めるには必要というお話がありました。
ちなみに、これ、どちらの方が、デザイン的に優れてると思いますか?
参加者で議論をした上で、出した答えは、「そのサイトやサービスの目的による」というものでした。このデザインには、こんな違いがあるそうです。
ECサイトやニュースサイトといったサービスの目的によって選択するデザインが変わる、という事です。なんとなくそうかな、と思っていたのですが、言語化すると「確かにそうそう!」という感じです。
ちなみに、以下の点は、なるほどなーと思いました。
こういう点って後から問題になることが多いんですが、デザインをするときには事前にしっかり考えておくことが大事だよなーと。
デザインのヒントは日常に
最後に、「デザインとは、デザインという仕事をするときだけでなく、日常や現実社会の中にこそ、ヒントがある」というお話がありました。池田さんは、散歩するときも買い物してるときも全部仕事だと思っているそうです。ふとした時に、今抱えてる課題へのヒントっていうのは山ほどあるし、「現実世界のデザインをデジタルに置き換えていくっていうことが、意外と使いやすさとかわかりやすさにも繋がることも多い」とも。「いろいろな物をみて、自分で体験し、その良し悪しを頭の中にストックしていくことが大事だと思う」というお話をいただきました。
終わりに
デザインに詳しくない私たちでも、自主的に考え、議論ができるようなスタイルの講義。インターンからは、「とても勉強になった」「面白かった!!」という声が寄せられました。ユーザー体験を意識した開発を今後少しでも意識してもらえたらと思っての講義だったので、期待通りの効果が見込めそうです!!池田さん、講義ありがとうございました!
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